1999 "Lot 111"

今の私が家庭用ミシンで作り得る「最高のジーンズ」というコンセプトで作成した"111"(トリップル・ワン)。
全てのディテールにおいて、履き心地、機能性、強度、耐久性、デザイン、そして家庭用ミシンに適した縫製を考慮して出来上がった自信作。
全てにおいて最高のジーンズを追求すると、自然に50年代のLEVI'S 501XXの要素を数多く取り入れることになる。しかし、家庭用ミシンの限界、また逆にその利点をうまく活かすことにより、501XXとは全く違うジーンズが出来上がる。
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デザインは伝統的な5ポケット。
ステッチは黄色とオレンジの綿100%の8・20・30番を使用。
リベットは銅製の打ち抜きタイプ。
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バックポケットは、使いやすいように大きめになっている。
補強用の当て布は黒のダブルステッチでとめられている。
丈夫でありながら、物を傷つけないという配慮から、隠しリベット仕様になっている。殆どのレプリカと違って、隠しリベットを覆う箇所の縫製は、50年代のLEVI'S 501XXと同じ仕様になっている。他のディテールは細部までこだわったレプリカでも、ここだけは見落としている。
センターベルトループは真中に付いている。
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牛皮のレザーパッチには、Eurekaのロゴが赤色油性インキでスタンプされている。
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サイドから見ると、バックポケットの上端がフロントポケットのリベットと、ヨークがウオッチポケットの上端と、ベルトループがバックポケットの右端と、それぞれ一直線上にあるのが最も良いバランス。
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ウオッチポケット幅は使いやすさを重視。
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ウオッチポケットの内側に使われている耳がサイドからかすかに見える縫製になっている。これも多くのレプリカにはないディテールである。
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ボタンは銀色のものを使用。
ウェストバンドは、50年代までのLee等にも使われた、家庭用ミシンに一番適した縫製になっている。下のステッチは強度を増すために8番糸を使用。
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フライピースは、フロントのデザインをすっきりさせるため、黒のステッチで縫い付けられている。
ボタンホールの間に補強用のステッチが入っている。
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隠しリベットの両サイドをはしるステッチは、ぎりぎりの幅でかけられている。
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インサイドポケットにEurekaのロゴ・製作年月日・サイズ・Lot番号がプリントされている。
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ウオッチポケットの内側のステッチは、使いやすいように角を丸くした形になっている。
ベルトループをとめているステッチは、同時にポケットを補強する役割をも担っている。
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裾は黒色ステッチになっている。家庭用ミシンのため、当然シングルだが、未洗いにもかかわらず、斜めの凸凹が出ており、いい当たりが期待できそうだ。
チェーンステッチにこだわる人は多い。もちろん上手なチェーンステッチに優るものはないが、案外上手なものは少ない。下手なチェーンステッチよりむしろ上手なシングルの方がよっぽどいいと私は思う。
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アウトサイドシームは、耳を使った脇割縫い。8番の糸で2重に縫われている。

インサイドシームは、家庭用ミシンにおいて最も合理的な特殊巻き縫い。表は2本のステッチで(この場合はオレンジと黒)、裏返してみると1本のステッチのみ見える。

 

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